膀胱がんの放射線治療

膀胱がんの放射線治療は、他の治療に対して補助的に行うことが多いようです。膀胱がんで放射線治療が行われるケースというのは、まだがんがそれほど広がっていない状態で膀胱の中にとどまっているケースだあることが治療効果があると考えられています。

 

特に膀胱がんの場合は、外科手術をするときになるべく膀胱の重要な機能を摘出せずに取っておくために、なるべく切除部分を減らすために、事前に放射線を照射することによってあらかじめがん細胞を減らしておくのです。そうしておけば、膀胱の機能をある程度残しておくことができます。

 

膀胱がんの放射線治療としては、主に外から照射する方法と、チューブなどを使って直接がん細胞に当てる内部照射の方法があります。

 

基本的に、膀胱がんの放射線治療で行われる方法としては、体外照射で、1週間に５日くらいのサイクルで少しずつ放射線を照射していきます。

 

膀胱がんの放射線治療の副作用としては、膀胱の中のがん細胞ではない正常な細胞に影響が出てしまうことです。正常な細胞に影響があると、尿をするときにいつもよりも、尿意が強く感じたり、直腸が出血したり、皮膚がただれてしまうなどの副作用が出る場合があります。